2025年1月22日(水)

花粉症について 

スギ花粉症の時期になってきました。今年は、昨年よりもかなり早く花粉が飛散してきております。年末年始あたりから症状の出ている方も多いようです。

新型コロナウイルス感染症、インフルエンザ感染症の中には、発熱もなく、鼻水やのどのイガイガ感のみといった花粉症症状と似た方もおります。

毎年、花粉症によりこのような症状が出る方は、早めの花粉症対策をお勧めします。

当院では、指先からの少量の血液で検査可能なアレルギー検査機器を導入しております。
クルミやアーモンドなどのナッツ類を含む45項目(食品表示法にて表示義務8品目すべて含む)のアレルギーを約15分で検査できる「SiLIS-100」(2025年1月導入)または、41項目のアレルギー検査(食物アレルギー含む)を30分で検査「ドロップスクリーン」
が可能です(2歳以降)。SiLIS-100はドロップスクリーンよりも若干多く血液が必要となります。

詳しくは、アレルギー性鼻炎の診断のページをご覧ください。

また、当院では従来の治療で効果が乏しい重症(最重症)スギ花粉症の方に対して抗IgE抗体(ゾレア)の皮下注射治療を行っております。厳格な適応基準や高額であるということもありますが、従来の治療で十分な効果が得られなかった方への福音となる可能性があります。興味のある方はお気軽にご相談ください。

また、スギ花粉症に関しては舌下免疫療法により根本的に症状の改善を得られる場合もあります。スギ花粉シーズン中(1月下旬~5月上旬)は始められませんが、5月下旬から開始することができます。こちらも興味がある方はご相談ください。

詳しくは、アレルギー性鼻炎のページをご覧ください。