2025年4月より65歳以上の方は定期接種となり接種費用の一部が公費で助成されるようになりました(助成についてはお住いの自治体によって異なります。各市町村にお問い合わせください。例:甲府市の場合は、11,000円が一回当たり助成されます)。
窓口・電話にて帯状疱疹ワクチン(シングリックス)の予防接種の予約を開始します。
(当院では生ワクチンは取り扱っておりません)

料金 22,000円/回

定期接種の対象者

○今年度65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳以上になる方

(100歳以上の方については、令和7年度に限り全員が対象となります)
60~64歳でヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能の障害があり、日常生活がほとんど不可能な方も対象となります。

任意接種の対象者(助成と関係なく接種可能な方)

○50歳以上

2か月以上あけての2回接種

○帯状疱疹に罹患するリスクが高いと考えられる18歳以上

基本的には2か月以上あけての2回接種(1ヵ月まで接種間隔の短縮が可能)

アイチケット・電話での完全予約制で行います

  • 予約方法

①アイチケット(推奨) 24時間受付
②電話・窓口 診療時間内のみ
注意:ワクチン予約は通常診療予約ではありません。通常診療希望の方は当日順番予約が別に必要です。

  • 予約可能期間

接種予定日の28日前から前日18時まで予約可能

  • キャンセルについて

4日前18時まで可能

注意事項

  • 帯状疱疹ワクチン接種のみを希望される方は、当日(予約日)は順番予約を取得せず、
    受付時間内にご来院ください。
  • 通常の診察も希望する場合は、接種当日の順番予約(直接受付、アイチケット)が必要となります。(電話での順番予約は行っておりません)
  • ③特に連絡なく1週間経過した時点で自動的にキャンセルとなります。
  • ④ワクチンの入荷状況により、予約できない場合があることをご了承ください。

帯状疱疹とは

水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)という、子供のころにかかったみずぼうそう(ワクチン含む)のウイルスが、治った後も体内に潜伏しています。加齢やストレスによる免疫力の低下などで、再度活性化(悪化)し、神経や皮膚を攻撃します。(耳鼻科領域では、そのほかハント症候群という、顔面神経麻痺や難聴、耳鳴り、めまいをきたし、治療が難しい疾患を引き起こすウイルスとしても知られています。)
個人差はありますが、まず、皮膚にピリピリ・チクチクとした痛みや焼けるような痛みを引き起こし、その後、水ぶくれを伴う発疹が出現し、痛みも強くなることもある疾患です。その発症率は50歳から高くなり、80歳までに3人に1人が発症するといわれています。
50歳以上で帯状疱疹になった方の約20%が、発疹が治まった後も、帯状疱疹後神経痛(PHN)と呼ばれるつらい痛みが残ることがあります。
また、帯状疱疹は約6.4%に再発が認められるため、帯状疱疹にかかったことがある人の再発予防としても有効です。

シングリックスとは

  • 帯状疱疹を予防するために基本的に2か月以上の間隔をあけて2回接種する不活性型ワクチンです。
  • 50歳以上で97%、70歳以上で90%の予防効果が報告されております。(従来のワクチンは50%程度)
  • また、10年以上有効性が持続することが報告されております。(従来のワクチンは5年程度)

従来のワクチンと比較しても、高価ではありますが、予防効果が高く、持続期間も長い特徴があります。
(当院では従来のワクチン(弱毒生ワクチン)は扱っておりません。)

接種回数は2回

50歳以上:2回目の接種は、1回目の接種から2ヵ月後

帯状疱疹に罹患するリスクが高いと考えられる18歳以上:必要に応じて1ヵ月後に短縮可能

1回目の接種から2ヵ月を超えた場合であっても、6ヵ月後までに2回目の接種を行う

帯状疱疹に罹患するリスクが高いと考えられる18歳以上とは

  • 疾病又は治療により免疫不全である者
  • 免疫機能が低下した者または免疫機能が低下する可能性のある者
  • また上記以外で、医師が本剤の接種を必要と認めた者